全国の環境測定局や原子力関連施設周辺において、大気環境や放射線を常時監視しています。
また、環境省、気象庁をはじめ、全国の都道府県、市町村、全国各地で酸性雨を測定しています。
放射線監視用気象観測システム
大気中に放出された放射線など人体に有害な汚染物質の移動・拡散・希釈は、地形や気象条件に大きな影響を受けます。
そのため全国の環境測定局や原子力関連施設周辺において、風向、風速の他に、気温や湿度、日射量、放射収支量、積雪、降水の有無などの測定をしています。
本システムは原子力関連施設の周辺に設置し、環境放射線を常時監視するモニタリング用の気象観測装置です。
気象庁正式測器に準じた信頼性の高いセンサを用い、寒冷地でも高精度な観測が可能です。
また気象観測と共に放射線計測に影響を及ぼす雷の観測(検知)を行うこともあります。
●発信器は信頼性に優れた気象庁納入実績のある製品を使用しています。
●雨量計は捕捉に優れた温水式雨量計を用い、助炭で更に捕捉率の向上をはかっています。
●ブロアーで日射計発信器の降雪を除きます。
●感雨器は無指向性で、電極は耐候性に優れた高分子皮膜を用いています。
●データロガーで処理し、CFカードにデータを保存します。
●大型水盤はSUS材に汚れのつきにくいテフロン加工がしてあります。
■製品詳細
観測局の全センサーの信号をデータロガーCK-4100で処理記録します。ロガーはRISCコンピュータを採用して処理速度が速く、またメモリカードにデータを記録するので、通信の不調が生じても再度送信を行なうことができます。