全国の消防・防災分野において、当社の気象観測システムが活躍しています。
情報公開とリアルタイムで見える化
昨今の異常気象や台風、ゲリラ豪雨など、短時間で急激な気象状況の変化により、河川氾濫、土砂崩れ、越波など、大きな被害が発生することがあります。
テレビやラジオの気象情報だけではカバーできない、局所的な情報をリアルタイムで監視することで被害を最小限におさえることができます。
災害時において、光回線や無線回線などで収集した河川水位データ、流域雨量、港湾の潮位波高などの重要なデータは、できるだけ早く、正確に、必要とされる所へ配信しなければなりません。
従来はテレビやラジオまたは防災行政無線の放送などから情報を入手していましたが、近年はネットワークの普及により、ホームページでの公開、緊急警報メール、さらにはSNSを利用した緊急情報配信なども行
われています。
台風による強風や豪雨、地震や津波、竜巻など財産と生命を脅かす自然災害…。防災・減災活動においては気象情報を収集することは必要不可欠となっています。
消防活動においては、平成15年、高機能消防指令センターの整備事業において必要な装置として、気象情報収集装置が総務省の補助対象となり、全国数百箇所で稼働しています。
また、全国の地方自治体の防災業務においても、豪雨、洪水対策として、水位や雨量の集中監視システムの導入などが進んでいます。
最新の防災気象観測システムは、これまで関係部署の担当者のみが閲覧していた情報を、どこからでも、誰もがアクセスできるように、インターネットやメール、ホームページを活用したシステムとなっています。
台風や地震、ゲリラ豪雨など、刻々と変化する気象情報をリアルタイムで情報公開および配信することで、自然災害に対して、誰もが迅速かつ確実な行動がとれるようサポートしています。